江戸時代に建立され、東京最大の八幡宮としても知られている富岡八幡宮。八幡宮の祀神、八幡大神が源氏の氏神であることから、徳川将軍家からも信仰されていた神社です。そんな富岡八幡宮ですが、現代では新横綱が誕生する際に、土俵入りが奉納される神社として、その名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
今回はそんな歴史ある神社、富岡八幡宮をご紹介します。

目次

富岡八幡宮の歴史

富岡八幡宮が建立されたのは1627年、江戸時代の初期です。当時京都に住んでいた僧侶・長盛法印(ちょうせいほういん)が夢の中で神様からのお告げを聞いたことがきっかけといわれています。そして長盛法印がお告げ通りに八幡大神の神像を安置したことが、富岡八幡宮のはじまりです。毎年8月15日に行われている例祭「水掛祭り」は、江戸三大祭りに挙げられるほど有名で、とっても由緒ある神社です。

富岡八幡宮と相撲

富岡八幡宮は日本で最初に、勧進相撲を江戸で行うことを許可された神社でもあります。その結果、江戸の本場所は1684年から約100年間にわたって、富岡八幡宮で開催されてきました。その関係で現在でも境内には横綱・大関の力士碑が置かれ、新横綱誕生の際は土俵入りが奉納されています。

境内にある力士碑

境内には明治時代に建てられた「横綱力士碑」と「大関力士碑」の2つの力士碑があります。横綱力士碑は第12代横綱「陣幕久五郎」が発起人となり、建立されました。初代横綱から第67代横綱「武蔵丸」までのしこ名が刻まれています。近くには力士の足形や手形が押されている巨人力士手形足形もあるので、横綱力士碑と合わせて見学しちゃいましょう!相撲ファンはもちろんのこと、そうでない方にもおすすめです!意外と知っているしこ名が刻まれていると、楽しめるものですよ!

富岡八幡宮のご利益

神社を参拝して気になるのはやっぱりそのご利益ですよね。徳川将軍から庶民まで、幅広い層から信仰を集めている富岡八幡宮では、「必勝祈願」「病気平癒」「金運」「運気向上」「縁結び」と様々なご利益を頂くことができます。

七渡神社

富岡八幡宮の本殿の奥に進むと、七渡神社という神社があります。実はこの神社も都内で有数のパワースポットとして有名です。
御祭神は弁財天で、美や財運アップのご利益があります!こちらも忘れずに訪れましょう!

東京十社巡りと深川七福神

神社めぐりが好きな人にとっては有名かもしれませんが、富岡八幡宮は明治天皇が東京の鎮護と万人の平安を祈願されたお社「東京十社」のひとつとして、とっても格式の高い神社です。
また東京都深川地域の七社寺に祀られている七福神を巡る「深川七福神」のひとつにも富岡八幡宮は含まれています。寺社巡りが好きな方にとってはまさに一石二鳥な神社かもしれませんね。

おわりに

いかがでしたでしょうか。
富岡八幡宮は都心にあり、アクセスも良いので比較的参拝しやすいのではと思います。たくさんのご利益を頂けるだけでなく、相撲や例大祭など歴史と由緒ある富岡八幡宮、ぜひ訪れてみてくださいね。

富岡八幡宮の基本情報

富岡八幡宮の御祭神

応神天皇

富岡八幡宮のご利益

必勝祈願、病気平癒、金運、運気向上、縁結び

富岡八幡宮の御朱印

住所&アクセス

〒135-0047 東京都江東区富岡1丁目20−3

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