
島根県の須佐川のほとりに鎮座する須佐神社。
有名な神様・須佐之男命が「最期に選んだ地」と言われており日本で唯一、須佐之男命の御魂を祀っている神社です。
「風土記」や「延喜式」にも登場するほど、長い歴史と由緒があります。
有名スピリチュアリストが「最強のパワースポット」と言ったという噂も!?
今回は「実力の高い神社」と噂の、須佐神社を紹介したいと思います。
目次
ご利益の高さは神話にあり!?
突然ですが皆さま、須佐之男命がどういった神様かご存知でしょうか?
ヤマタノオロチ退治をした神様ということで、強くて男らしい、頼りがいのあるイメージが大きいかもしれませんね。
実は神様の世界での須佐之男命は、手がつけられない程、暴れん坊だったのです。
手に余った天照大神が、須佐之男命を天界から出雲の国へ遣わしました。
それまでは問題児だった須佐之男命ですが、出雲の地に来て初めて、ヤマタノオロチを退治して一躍ヒーローになったのでした。
出雲の地は、須佐之男命を責任感のある立派な神様となった特別な場所なのですね。
須佐之男命は、「この国は良い国だから、自分の名前は岩木ではなく土地につけよう」と
この地を「須佐」と名付けた、と言われています。
御本殿
須佐神社のご利益は良縁・子孫繁栄・家内安全・諸障退散と言われていますが
参拝するだけで、人を守りたくなるような強く優しい気持ちが湧いてくるかもしれません。
出雲の今昔物語!?須佐の七不思議
須佐神社には、昔から語り継がれている七不思議があります。
1、塩の井
土地を清めるために須佐之男命が使ったとされる水。
境内にある塩の井は、日本海と繋がっていて潮の満ち引きによって湧き出る水の量が違うと言われています。
2、神馬
現在はありませんが昔、須佐神社に奉献された神馬はどんな毛色の馬でも、
後に白黒に変わり、吉凶を表したのだそうです。
3、相生の松
本殿の裏にあり、1本で男肌も女肌も両肌持っている松の木。
現在は枯れてしまい、跡だけが残っています。
4、陰無桜
隠岐国で不作が続いた事を占なったところ、「この桜が隠岐国に影を作っていることが原因だ」と言われ、切り倒されました。
木を切り倒した切り株からは生えた新しい桜は、それ以降茂ることも枯れる事もなく咲き続けています。
5、落葉の槙
須佐之男命はの妻・「妻櫛名田比売命(クシナダヒメ)」がお産の時に使用したとされる松葉で綴った槇葉。
現代でも槇葉の縁に松葉で刺したような穴があいています。
6、星滑(ほしなめら)
須佐の頂き近くに見える、谷のような白い斑点(なめ)。
豊作であればそれが多く、凶作であれば少ないと言われていました。
7、雨壷
雨壷と呼ばれる大きな岩があり、穴をかき回すと神の怒りで大暴風雨が起こるという言い伝えが残っています。
歴史が長い神社だけに、様々な云い伝えが残っているのですね。
樹齢1300年の大杉
社殿の後ろには、幹回り6メートル、樹高は24メートル余りの杉の大木があります。
威風堂々としたこの杉の近くに行くと、神聖で厳かな空気が漂っています。
某スピリチュアリストがこの杉の木を「最強のパワースポット」と口にしたことでも有名になりました。
大杉のそばには、「大杉さんの木霊」というお守りが600円で売っています。
小さな和柄の布巾着は、可愛いらしいですね。
まとめ
須佐之男命の御魂を祀る須佐神社。
そのご利益は良縁・子孫繁栄・家内安全・諸障退散と幅が広くあります。
恋愛成就、結婚、安産祈願はもちろん、ご神木の強力なパワーを頂いて心と体にチャージしてみてはいかがでしょうか。
須佐神社の基本情報
須佐神社の御祭神
- 須佐之男命(すさのをのみこと)
- 稲田比売命(いなたひめのみこと)
- 足摩槌命(あしなづちのみこと)
- 手摩槌命(てなづちのみこと)(須佐家の祖神)
須佐神社のご利益
良縁、子孫繁栄、家内安全、諸障退散
須佐神社の御朱印
住所&アクセス
〒693-0503 島根県出雲市佐田町須佐730
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