鞍馬寺散歩|京都最強のパワースポット(後編)

鞍馬寺は宇宙のエネルギーが現れる場所だということを前編ではご紹介しました
ここからは後編にまいります!

目次

金剛床~宇宙エネルギーとつながる場所

さて、前編で少し触れましたが、本堂前の石畳には六芒星が描かれています。この六芒星が描かれた場所「金剛床」は、宇宙とつながる場所として、列ができるほど人気のスポットです。

金剛床は、尊天の波動が果てしなく広がる「星曼荼羅」を模したもので、宇宙そのものである尊天と一体化する修行の場と考えられています。 
金剛床の真ん中で参拝したのちに、周囲の4か所の三角形を右奥から時計回りに回るとよいといわれています。
金剛床では大地のエネルギーと天のエネルギーが融合して新しいエネルギーが生まれるといわれており、大変強力なパワースポットです。
六芒星の真ん中で願い事をすると願いが叶うといううわさがあり、そのためか行列ができるほどの人気なのですね。自分の番がきたら恥ずかしがらずに、六芒星の真ん中で天を仰ぎ、両手を上に広げて、めいっぱい宇宙からのエネルギーを受け取ってくださいね!!

ただし、六芒星のある場所は、あまりにも強力なパワーが噴き出す神聖な場所なので、その上に立つのは避けた方がよいという説もあります。
色々調べてみましたが、どちらが正しいとも言い切れません。「自分のコンディションに応じたパワーを受け取れる場所を教えてください」と祈ってみると、直感を通じて導きがあるかもしれませんね。

いよいよ奥の院へ!

さて、仁王門から本殿金堂の参拝までが壱の巻とすれば、「鞍馬寺弐の巻」とでもいうのでしょうか、本殿から奥の院魔王殿までの道のりは、また趣の異なった様相をしています。


(奥の院入り口の心得書き)

奥の院の参道は、2018年9月4日の台風21号の影響により、一時通行不可能になっていた時期もありましたが、2019年の年明けから魔王殿への道がようやく復旧しました。
実際に歩いてみますと、参道そのものに倒木が道をふさいでいたのでしょうが、安全に歩けるよう整備されていました。道脇に並べられた倒木や大きな丸太が甚大な被害をうかがわせました。まだ山全体に台風の爪痕が所々に残っていますので、くれぐれも慎重に歩んでくださいね。
本殿から奥の院魔王殿までは徒歩約30分の道のりですが、奥の院までの道のりには牛若丸(源義経)にまつわる史跡などが点在していて、歴史好きにはたまらない道のりです。
牛若丸が自分の成長を測ったといわれている「義経公背比べ石」のあたりで山の頂に達し、ここから「僧正ケ谷」に入り、下りの道になります。

魔王殿までの道半ばほどになりますが、この付近に「木の根道」と呼ばれる不思議な場所があります。

根が地表に出ている「木の根道」

普通は地表に出ていないはずの根ですが、この辺りは岩盤が地表近くまであって地面が固いため、木の根が地中深くまで入り込めず、地表に露出してしまうのだとか。
義経が跳躍の練習をする格好の場所だったらしく、今にも天狗が木の根を飛びよけながら現れそうな、神秘的な雰囲気です。
木の根は踏まないように気を付けて歩んでくださいね。


木の根道の奥には「大杉権現社」があります。ここは護法魔王尊のエネルギーが高い場所といわれています。その名の通り、樹齢約1000年の杉が祀られています。
ただ私の訪問時には2018年の台風の影響で大杉の下部も倒れ、また社殿も完全に崩壊されていました。

鞍馬山はエネルギー療法のレイキと関連が深い場所ですが、レイキの創始者である臼井甕男(うすいみかお)氏が断食修行をしたのがこの大杉権現社といわれています。
そのさらに奥には「僧正ケ谷不動堂」があります。ここで源義経が鞍馬天狗と出会い、天狗からの修行を受け、平家討伐のための秘宝を授かったとのことです。


(僧正ケ谷不動堂)

尋常でないパワーの奥の院魔王殿

僧正ケ谷を下ると、ついに到着しました。
尊天の一身、護法魔王尊が降臨した地として伝えられる奥の院魔王殿です!

さすが魔王殿だけに、一見すると普通の拝殿ですが、中に入ると独特のエネルギーが満ちていて、そのパワーは尋常のものではありません。嫌なもの・邪気を払ってくれるといわれるので、厄落としをしたい、変化をもたらせたい人には最適です。

一方で、人々の邪念が澱んでいる場所だともいわれます。あまりにもパワーが強いので、参拝後に耳鳴りがしたり意識を失ったという人も。
お参りするには相当な覚悟が必要かも。とはいえ鞍馬寺を訪れたならぜひ、奥の院魔王殿まで参拝することをお勧めします。
本殿金堂までの陽性のエネルギーとはまた違った様相を表している、魔王尊のエネルギーの強い奥の院ですが、それだけにあらゆるものを内包する宇宙、神羅万象とのつながりをより強く感じられます。清濁併せのむようなスケールの大きさが特徴かもしれません。
 

奥の院からは徒歩20分ほどで貴船神社へ到達します。お時間のある方は、貴船神社へもぜひ足を運んでみてくださいね。
私は日頃の運動不足がたたり、最後は足がガクガクしてしまいました💦


(貴船神社へ通じる西門)

終わりに

鞍馬寺、いかがだったでしょうか?
なんといっても京都最強のパワースポットとの呼び声高いお寺なので、参拝するときは心して訪れたいですね。
参拝から帰るころには、宇宙のエネルギーに満たされてパワーアップしていることでしょう。神秘的な魅力にあふれる鞍馬寺、機会あれば何度でも参拝したいです。

(訪問:2019年2月)

鞍馬寺の基本情報

住所&アクセス

〒601-1111 京都市左京区鞍馬本町1074番地

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