北海道神宮は、北海道開拓の守護神である「大国魂神(おおくにたまのかみ)」「大那牟遅神(おおなむちのかみ)」「少彦名神(すくなひこなのかみ)」の三柱の神々を祀ったのが始まりで、1871年に創建されました。当初「札幌神社」と命名されていましたが、1964年に明治天皇も合祀されることとなり、社名も「北海道神宮」と改められました。
比較的新しい神社ですが、北海道の一之宮として、初詣参拝者数は道内一の格式高い神社です。そして、知る人ぞ知る強力なパワースポット!そのパワーの源と参拝のポイントをお伝えします。
目次
鎮座地は風水で決まった?二つの龍脈が合流する場所
自然豊かな札幌・円山公園の一角を占める北海道神宮ですが、ここは風水で見ると、札幌で最もパワーが強い場所。
札幌には南東の藻岩山から、そして北西の小樽方面からの二つの龍脈が流れているとされますが、その合流点にあるのが北海道神宮なのです。風水にならって鎮座地を定めたのは、開拓判官の島義勇(よしたけ)ではないかと伝えられています。本殿向かって左側に島義勇の像がありますので、敬意を払いつつご鑑賞を。
春の円山公園
金運をもたらす第三の鳥居
風水で「預」という方角にあたるのが第三の鳥居(裏参道側の鳥居)です。この方角は「預金がたまる」とされることから、金運アップをねらう方はぜひ第三の鳥居からお参りを!
一方、第二の鳥居(表参道へ続く鳥居)は鬼門にあたるので、恋愛運を上げたい方にはおすすめしません(悪縁を断つにはもってこいかもしれませんね)。
ちなみに、第一の鳥居は車道に架かるように立っているので、車で車道を走りながらいつの間にかくぐってしまうかも。
さて、期せずして第三の鳥居から参拝した私ですが、金運はいかに??
余談ですが、北海道神宮に円山公園方面から参拝される方は、食物はバッグにしまっておいてください。子供がお菓子を手に持っていたらカラスの襲撃にあいました。このあたりのカラスは強いです・・!!
清らかな気が流れる境内
広い境内の奥に、ぴりっと背筋が伸びるような格調高い本殿があります。北海道の自然と共にあった神々の気が、円山原生林から境内にかけて、包み込むように厳かに流れています。あまりいい加減な気持ちで参拝してはいけないな、と心身が引き締まります。
一年の計を祈願して初詣にお参りするのに最適な神社というのも納得。参拝を終えたら賽銭箱の横に移動して、深呼吸をしながら少しの間たたずんでいると、よりパワーをいただけるそうです。
困難を乗り越えたいときに!仕事運アップに開拓神社へ
境内には本殿のほかに3つの社があります。
神宮の中で最もパワーが集中しているスポットとされているのが開拓神社です。開拓神社は、北海道の開拓功労者の37柱が祀られています。伊能忠敬や間宮林蔵といった、明治期以前の功労者の名も。
「開拓」神社だけあって、厳しい状況でも困難を乗り越える力、勝負強さを授かるとされます。ご朱印は開拓神社でもいただけます。穂多木(ほたき)神社は旧北海道拓殖銀行の物故功労者を祀る神社です。銀行関係だけあってか?金運アップのご利益ありとのこと。
縁結びや子宝祈願には北海道神宮頓宮へ
少し離れた場所になるのですが、札幌の中心部にある末社「北海道神宮頓宮」の境内の狛犬をなでると恋愛運を授かるとされます。本殿の手前にも一対の狛犬がありますが、両方なでると子宝に恵まれるとか。こちらも合わせてお参りしたいですね!
大自然の神々に思いをはせながらお参りを
花見の名所としても知られる北海道神宮。神宮内ではエゾリスの姿をみかけることも。
しかしながら、北海道の厳しい自然を見守ってきた大地の神々の気と、開拓者の強い意思が溶け合って、ただ美しくのどかなだけではない威厳と、その底に垣間見える父性的な温かさが印象的でした。
参拝するときは、なりたい姿を具体的に思い描き、その後押しをお願いするとよいそうです。その後の報告やお礼参りも忘れずに!どんな困難にあっても、より良い方向へ一歩ずつ踏み出していきたい、そんな思いが強いなら、きっと末永く見守って下さるでしょう。
北海道神宮の基本情報
北海道神宮の御祭神
- 大国魂神 (おおくにたまのかみ)
- 大那牟遅神(おおなむちのかみ)
- 少彦名神 (すくなひこなのかみ)
- 明治天皇 (めいじてんのう)
北海道神宮のご利益
仕事運、勝負運、金運、恋愛成就、子孫繁栄、縁切り、開運
住所&アクセス
〒064-0959 北海道札幌市中央区宮ケ丘474
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