ここ一番!の勝負運をいただける「鹿島神宮」

鹿島神宮は、全国の鹿島神社の総本山であり、関東一古い神社です。創建は紀元前660年で、初代天皇である神武天皇が即位した年にあたり、日本の創建の歴史とちょうど同じ年数を歩んできたとされます。
また、平安時代に権勢を誇った藤原氏の祖である中臣鎌足が鹿島の生まれで、その氏神が鹿島神宮のご祭神である武甕槌大神(たけみかつちのおおかみ)であったことから、古来藤原氏からも崇敬されてきました。
明治期以後は「神宮」と称する神社も増えましたが、江戸時代までは「神宮」とされたのは伊勢神宮を除くと、鹿島神宮と香取神宮のみで、それだけでも大変格式の高い神社であったことがわかります。
東京ドーム約15個分の広大な敷地を擁する鹿島神宮。見どころも大変多く、パワースポットとしても強大な力があります。
6月の雨上がりに参拝しましたので、さっそくご案内していきましょう!


茅の輪をくぐって罪けがれを祓いました🌝

日本三大楼門の一つである楼門

鹿島神宮の大鳥居は、2014年に竣工した新しい鳥居です。以前は御影石製の鳥居でしたが、東日本大震災の影響で亀裂が入り倒壊してしまったため、境内の森から杉の御神木を4本切り出して作られました。

その鳥居をくぐり、しばらく歩くと前方に見えてくるのが、高さ13mに及ぶ朱塗りの楼門です。


この楼門は、水戸藩初代藩主・徳川頼房が奉納したもので、国の重要文化財に指定されています。扁額の「鹿島神宮」の文字は、日露戦争の連合艦隊司令長官であった、東郷平八郎の直筆だそうです。

ご祭神は日本神話最強の武神「武甕槌大神(たけみかつちのおおかみ)」

楼門をくぐると右手にあるのが社殿で、ご祭神である武甕槌大神の一柱のみ、祀ってあります。武甕槌大神は、天照大神の命を受けて、香取神宮のご祭神である経津主大神(ふつぬしのおおかみ)と共に出雲国に天降り、当時日本を治めていた大国主命と話し合って国譲りの交渉を成功させたという言い伝えがあり、日本建国に尽力した最強の武神です。

武甕槌大神は雷神であり、また剣の神ともされます。多くの武道場に勝利を祈願して「鹿島大明神」の掛け軸がかかっているのを見たことがある人も多いのではないでしょうか?この鹿島大明神こそが、武甕槌大神のことなのです。

「すべての始まりの地」で授かるご利益は?

鹿島神宮は、皇居から高千穂(宮崎県)へと一直線に続く、レイライン(直線上に並ぶ聖地)の東端に位置します。鹿島神宮の東一の鳥居(太平洋に面した明石浜の海中に立っています)はその入口、「神々の通り道の東門」にあたります。ここは「すべての始まりの地」とされ、人生のターニングポイントを表します。
そこで、鹿島神宮は人や組織を束ねるリーダーや改革者が統率力、交渉力を身につけたい時、そして文字通り人生の転換期に当たっている人が、邪魔なものをはねのけて突き進むパワーや決断力を得たい時に力を授かるパワースポットとされています。仕事や人生において、ここ一番!というときにはぜひお参りしたいですね。

本殿を参拝する前に高房社を参拝

拝殿に向かい合うように建てられているのが摂社である「高房社」です。こちらは、建葉槌神(たけはづちのかみ)を祀ってあります。建葉槌神は、鹿島神宮の武甕槌大神と、香取神宮の経津主大神が東北平定を命じられて常陸国にやってきたとき、最後まで降伏しなかった天香香背男(あめのかがせお)を抑えるのに貢献した女神様です。

鹿島神宮では昔から、本殿を参拝する前にこちらの高房社を参拝する習わしがあります。
忘れずにお参りを!

北向きの社殿と御神木

一般に神社の社殿は南向きが多いですが、鹿島神宮の社殿は北向きになっています。これは、武甕槌大神の北方鎮護の役割から北の方を監視するためではないかとされています。楼門をくぐって正面にあるわけではないので、社務所などと勘違いして参拝せずに通り過ぎてしまう人もいるそうなので、ご注意を。
本殿の背後には樹齢1300年ともいわれる巨大な杉の御神木があります。高さ約43mのこの御神木からも強いエネルギーが発せられています。御神木の後方には「鏡石」と呼ばれる直径80cmほどの石があります。名前の通り、上部が鏡のようにつるつるしている石で、隠れたパワースポットと噂されていますが、一般の参拝者には立ち入れない区域にあり、見ることはできません。

奥参道は武甕槌大神の「荒魂」へ向かう道

本殿には武甕槌大神の「和魂」(にぎみたま、穏やかな魂のこと)が祀られているとされますが、奥宮には「荒魂」(あらみたま、荒々しくもエネルギッシュな魂)が祀ってあるといわれます。そのため、奥宮へ続く奥参道は、荒魂へ続く道とされ、歩んでいくうちに目標に向かう気力や、勝負に勝つ決断力、行動力を後押ししてくれると言われます。

奥参道の途中には「鹿園」があります。鹿園では気持ちが和み、ご利益を受け取りやすくなるそうです。鹿は鹿島神宮の神の使いで、武甕槌大神が奈良の春日大社に分霊して祀られる際には白い鹿に乗って出立し、一年ほどかけて奈良の御蓋山(みかさやま)に至り鎮座されました。このことにちなんで、旅に出ることや人生の門出を「鹿島立ち」と言います。「鹿島立ち」は一説には、奈良時代に防人として九州に派遣された東国の農民が、出発前にここで武運を祈ったことが語源ともされます。
いずれにしても、鹿島神宮は「はじまりの地」「出立の地」としてのエピソードに事欠かないですね。ちなみに、「鹿島アントラーズ」の「アントラー」とは英語で“鹿の角”のことだそうです。

徳川家康に奉献された奥宮

奥宮の社殿は、1605年に徳川家康が、関ヶ原の戦いでの勝利を祈願して叶ったお礼として奉献しました。当初は本殿とされていましたが、徳川2代将軍秀忠により現在の本殿が奉献された際に、現在の場所に奥宮として移されました。本殿・奥宮はいずれも国の重要文化財です。前述したように、奥宮では武甕槌大神の荒魂が祀られており、勝気とエネルギーをもたらしてくれます。

鹿島神宮の七不思議のひとつ「要石」は最大のパワースポット!

鹿島神宮には七不思議があり、そのうちの一つがこの「要石」です。要石は、地震をおこす大ナマズを抑える、地震からの守り神であるとされ、一見なんの変哲もない小さな石のように見えますが、地中深く埋まっており、あの水戸光圀公が七日七晩掘っても掘り起こすことができず、けが人が続出したのでとうとうあきらめたという伝説があります。

鹿島神宮と双子のような香取神宮にも要石があり、鹿島の要石が凹型でナマズの頭をおさえており、香取の方は凸型でナマズのしっぽを抑えているとか。二つは地中でつながっているとされています。要石は鹿島神宮随一のパワースポットであり、東日本大震災の時には巨大なパワーを発揮して被害を抑えたと言われています。

干ばつでも枯れない「御手洗池」

こちらも鹿島の七不思議のひとつです。古くは潔斎に使われたとされる湧水で、この池には大人が入っても子供が入っても、水深が胸の高さを超えないと言われています。

池の霊水は無料で汲むことができるので、ペットボトルなどの容器を持参して持ち帰ることも可能です。池の傍に「一休」という店があり、池の天然水を利用したみたらし焼き団子や甘酒などが売られているので、ぜひお試しを!

その他の七不思議は、「松の箸」「根上り松」「末無川」「鎌足藤」「海の音」です。ご興味を持たれた方は鹿島神宮にお立ち寄りの際に確かめてみてくださいね!

まとめ

鹿島神宮はなんといっても広大な敷地であり、参拝を済ませた後も境内を散策したり、「宝物館」があるのでその館内を見学するのも楽しく、一日中過ごしても飽き足らない神社です。勝負事の願掛けに訪れるのはもちろんのこと、境内で過ごされるだけでもパワーを養えるようなすばらしい神社ですので、ぜひ足をお運びくださいね!

鹿島神宮の基本情報

鹿島神宮の御祭神

武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)

鹿島神宮のご利益

武道運、勝負運

鹿島神宮の御朱印

鹿島神宮を参拝して「鹿島神宮(本宮)」と「奥宮」、2種類の御朱印をいただきました。

住所&アクセス

〒314-0031 茨城県鹿嶋市宮中2306−1

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